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パーキンソン病 ヤール分類
パーキンソン病 ヤール分類(Yahr分類)

◆◇ パーキンソン病の重度評価判定法 ◇◆

ヤール分類(Yahr分類)が最も普及している評価判定法である。
 ⇒ 臨床症状とADL障害に主眼を置いて分類したもの。

◇ StageⅠ ◇

・状態
 ⇒一側性障害で片側のみ振戦、固縮がみられるが、あったとしても軽度。

・セルフケアの問題点
 ⇒ 緊張感、不安感、疲労感のような新鮮を増強する原因の存在。

・対応
 ⇒ くつろいだ生活環境を整える。


◇ StageⅡ ◇

・状態
 ⇒ 両側性障害で姿勢保持の障害はない。
   日常生活、職業的には多少の障害はあるが行うことができる。

・セルフケアの問題点
 ⇒ 有職者の場合、予期せぬ緊張を強いられる状態が起こりうること。

・対応
 ⇒ 仕事内容や活動性を同じように保つようにする。

◇ StageⅢ ◇

・状態
 ⇒ 姿勢保持障害がみられる。
   活動はある程度制限されるが、職業によっては仕事が可能である。
   機能的障害は軽度ないし中等度であるが、
   一人での生活が可能である。

・セルフケアの問題点
 ⇒ ①歩行障害(すくみ足、加速歩行、小刻み歩行)
   ②前傾姿勢による姿勢異常で重心動揺中心位置が後方へ移動する。
   ③自律神経障害
   ④単調で低い声
   ⑤書字障害(小字症)
対応:運動療法や症状に合わせた環境設定。

◇ StageⅣ ◇

・状態
 ⇒ 重篤な機能障害を呈し、自力のみによる生活が困難となるが、
   まだ支えられずに立つこと、歩くことはどうにか可能である。

・セルフケアの問題点
 ⇒ ①歩行障害、姿勢反射障害の増悪 
   ②嚥下障害 
   ③廃用症候群

・対応
 ⇒運動療法や活動性の向上などをおこない、進行を防ぐ。


◇ StageⅤ ◇

・状態
 ⇒ 立つことも不可能で、介助なしではベッドまたは
   車いすにつきっきりの生活を強いられる。

・セルフケアの問題点
 ⇒ ①褥瘡 
   ②脱水  
   ③栄養障害 
   ④肺炎などの感染症

・対応
 ⇒ 介護による苦痛の軽減、環境設定をおこなう。
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